2006年10月13日

●「系」は曲者

名島城:隅櫓、虎口など発掘 あす、現地説明会(毎日新聞/福岡)<br>  福岡市教育委員会が進めている「名島城」(東区名島)の発掘調査で、近世最古級の城郭の隅櫓(すみやぐら)や虎口などが見つかったことを受けて市教委は14日、現地で説明会を開く。
 名島城は豊臣秀吉の重臣・小早川隆景が安土桃山時代に築城した。1588年に着工し、近世城郭の特徴とされる▽高い石垣▽瓦ぶき▽礎石--の三つが備わっていることが既に分かっている。福岡城を築いた黒田長政も一時的に居城として使用したという。

記事中には近世最古級のの城郭とあるが、小早川隆景が豊臣秀吉の命で築城などといういわれがあるので、吸収の織豊城郭系城郭の最古級と言ってもよいだろう。細かい定義でいえば、「織豊城郭」と「織豊城郭」は、別ものになる。織豊期に築かれただけの城か、織豊政権の影響を受けての築かれた城かということで、区別される。

ということで、この「」という言葉が、城郭研究では曲者。武田系城郭なんていうのも、よく使われるが、本当にそういう分類が存在するのかどうかは意見が分かれるところ。

九州は四国と並んで縁遠い地域だ。修学旅行で行ったきり。よくあるコースで、大宰府を見て、阿蘇山登って、長崎観光してというもの。玖珠町でファームステイをして、農業体験のはずが泊まった家が、農業をやっておらず、家庭菜園の手伝いと陶芸くらいだった。

Posted by 向かうところ手品師 at 2006年10月13日 23:36
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