2006年09月14日

●ネットバブルを思い出す

ミクシィがマザーズ上場、買い気配で初値付かず~笠原社長が会見(InternetWATCH)
 SNS「mixi」や求人サイト「Find Job!」を運営するミクシィは14日、東京証券取引所マザーズに上場した。大量に買い注文を集め、公開価格155万円に対して2倍強の315万円買い気配まで切り上げたが、売買が成立せず初値は付かなかった。
ひさびさのネット系企業の大型上場だなあ。ネットバブルの頃は史上最年少での日米同時上場なんてのもあった。それにしても、初値が付かないとは景気のいい話だ。

とはいえ、これからが勝負。実際、SNSというサービスの最大手としての評価が付いているが、今後このSNSがどう拡大していくか。そこがまだまだ見えてこない部分もある。かつてのネットバブルの頃も、ネット関連企業というだけで、株価が上がっていたりしたが、「ネット関連だから」ということへの価値が下がり、一気にバブルがはじけた。まあ、適正価格へ落ち着いたという方がいいのだろう。

いまのところ、広告モデルなわけで、ヤフーなどで経験しているだけに、早い段階で限界が来るだろう。経営陣もその点は踏まえていると思う。だから、今回の上場で得た資金の大半を預金へと回すのだろう。すぐに、投資するビジネスモデルを描けているのかが気になるが。

親和性の高いサービスを手がける企業とのM&Aの可能性を示唆しているが、飲み込まれないようにね。

Posted by 向かうところ手品師 at 2006年09月14日 23:13
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