2006年05月24日

●保存の難しさ

三重県松阪市 重文の「御城番屋敷」老朽化 修理保存委を設置(読売新聞中部版)
松阪城下にあり、城詰めの紀州藩士の住まいだった「御城番屋敷」(重要文化財)の修復について検討する修理保存活用計画策定委員会の初会合が23日、松阪市役所で開かれた。現在、住宅や借家として管理されており、「調査、修復には屋敷の所有者や住人の理解が必要」などの意見が出された。

ばかげた復元に続いて、保存の難しさ。

日出城の鬼門櫓が崩壊寸前の危機に瀕しているが、これも個人所有のため。いくら貴重な文化遺産とはいえ、簡単に保存作業にかかれない。

城郭の保存はだいぶ進んでいるし、西尾城は別にして、最近は忠実な復元への努力が見られる傾向にある。その一方で、城下町、武家屋敷などになると、保存も復元もおざなりになりがちである。そういったなかで、貴重な文化財なので、ぜひとも保存のために最善を尽くして欲しい。

Posted by 向かうところ手品師 at 2006年05月24日 23:16
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hot-k.net/tawagoto2/mt-tb.cgi/258

コメント
コメントしてください




保存しますか?