2005年10月15日

●吸収合併の副産物。

「戦国時代のさいたま~城と館からさぐる」の大宮会場にいく。

梅沢太久夫氏による講座「埼玉の城」を聞く。考古学出身ということで、縄張り研究派に対しては一家言あるようだ。氏の築城方による分類はなかなか興味深かった。縄張り研究派も同種の構造による分類をしている研究者もいるだろうが、アプローチがやはり違うのだろう。どのように地形を使い城郭にしたかに重点があって、虎口や土塁、堀切の組み合わせにこだわるのとは若干違う。ただ、腰越城タイプは「んん?」という感じがする。大手から本郭までの経路が明確に意図され配置されているとのことだが、ある程度の規模の城ならたいていが当てはまる気がする。

それにしても、たいした城郭も無いさいたま市がなんでこんな企画を?と思ったが、よく考えてみると、岩槻市を吸収合併したんだね。

しかしまあ、博物館が大きくないせいだろうが、大宮と浦和の分散開催は面倒。大宮は講座のついでに見たけど、浦和の方は寄れなかった。また改めて浦和に行かないと。

Posted by 向かうところ手品師 at 2005年10月15日 23:07
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