2007年03月11日

●それにしても、大胆。

名古屋城 宝暦の大修理 工法の謎解けた!(中日新聞)
 江戸時代後期、名古屋城で大がかりに行われた「宝暦の大修理」(1751-55年)の工法を示した修理図面などが新たに見つかり、名古屋工業大大学院工学研究科の麓(ふもと)和善教授(51)の研究で、工事の細部が分かった。土台(石垣)の変形と沈下で傾いた高さ約36メートルの天守閣を、長さ100メートル以上の太縄で引っ張って保ち、その間に石垣を直し、建物内部も修理するというアクロバティックな難工事。麓教授は「尾張藩の飛び抜けた技術力がわかる。今後の文化財修理にも影響する第一級の史料」と話す。
築城術はいろいろと史料も出てきて、研究も進んでいるが、修築術となると、あまり聞いたことがない。それにしても、100メートルの綱で引っ張るとはずいぶんと大胆な修築をしたもんだ。木造ならではということか。 もう1つ出てきた 「御天守上見通絵図」というのも、なかなか興味深い。天守最上層からの見える360度の風景図ということだが、ほんとうにすべてが見えていたのかは気になるが、これまた興味深い。
Posted by 向かうところ手品師 at 2007年03月11日 22:32
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