2004年08月09日

「受コミ」

7月末の契約者数、ボーダフォンが純減に
ナンバーポータビリティーを前に純減とはねえ。TUKAとは状況が違うだけに厳しい数字だ。auショップ入って「auの写メールありますか」聞く客がいたほど、「写メール」がヒットになっても、コンテンツじゃなくてケータイの機能だから、結局他キャリアが導入すれば、アドバンテージではなくなるのは事実。

そういや、長期割引もあまりお得感が無い。DDIポケットは長期割引申し込み前にさかのぼって、通算契約期間で割引率を算定してくれるのに、ボーダフォンは長期割引申し込み開始からの契約期間で計算するからせっかく5年使っていてもメリットが無かったりする。確か、さかのぼって期間計算するって聞いたはずだけど、説明が間違っていたから取り消すことも無いので、放置している。ショップの店員教育もきちんとしないとね。

そもそもこの純減は、「受コミ」重視の姿勢が墓穴掘っている気もする。「受コミ=受付コミッション」と呼ばれる新規契約への報奨金は機種変に比べてはるかに高い。すると、どうしても販売店は新規契約に力を入れる。端末代を大幅に値引きしても元が取れから、1円携帯なんてものが売られることになる。ただの機種変より解約・新規にしてもらったほうが販売店も助かるから、そっちを勧めるケースだってある。実はプロバイダーも同じで、常時接続であれば、移転する際に移転届けを出してもらうより、移転に合わせて解約・新規にしてもらった方が、販売代理店は「受コミ」がもらえるので、相談を受けるとそっちを勧めるケースがある。話を戻すと、解約・新規を勧められた客は「どうせ解約・新規にするなら、別に同じキャリアでなくてもいい」ってことになって他キャリアに逃げられるわけである。顧客流出を阻止するなら、機種変への報奨金を大幅アップにして、顧客確保に力を注いだほうがいいだろう。

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