2005年08月05日

驚きの事実。

昨日、入退館システムのメンテナンスがあった。

ここ最近あった退館ゲートに関する気になる点について、質問をした。

1つが退館ゲートのセンサーの反応について。(2つ目も結果的にはセンサーの問題のようだったが)

先日、廃棄図書の処理をするとき、磁気が入っている図書をもったままゲートを通過しかけた。ところが、前を毎日職場でよく見かける人C(学術名:同僚?)に続いて、通ったところアラートがなる気配がない。ゲートを出る直前に、気付いて戻ってもう一度ゲートを通ると、センサーが反応してアラートがなった。

手押しのゲートを空けている間に、続いて通ると、センサーが反応しないではないか?

という、疑問(疑惑)が生まれた。

業者によれば、まず最初に人が通る際にセンサーが反応する。3回センサーにかけて2回反応するともう1度センサーにかけ、それに反応したらアラートがなる仕組みだそうだ。ところが、続いて人が通ると、センサーの準備(前の人の反応結果のリセットなど)の関係でワンアクション遅れて反応を開始する。そのため、通常よりも出口よりで反応が感知され、アラートが鳴る。先日の場合、アラートが鳴る前に気付いて戻ったので、センサーが反応していないように見えたようだ。

2つ目が磁気の問題。

これまた先日のこと。利用者から返却の際に、「中央図書館のゲートで反応して、『(ウチが貸し出した本の)磁気が入ったままになっている』と言われた」との苦情があった。前述のようにうちの箇所にもちゃんとした退館ゲートがあるので、磁気が入ったままなら、引っかかるはず。なのに、ウチで反応しないで中央で反応するというのは、どうにも腑に落ちない。

一度抜いた磁気が何かの拍子に復活することがあるのではないか?

という、これまた疑問(疑惑)が沸いてきた。

これについて、業者から驚きの説明を聞くことになった。磁気を感知するセンサーには、当然感知する領域というものがある。この領域の関係でなんと、普通に通っても反応しないエアポケットがあるそうだ。ごくごく狭いエリアで、そこの間を磁気テープを平行にして通過すると、反応しないという。ただし、少しでも斜めになれば反応するそうだ。利用者がごくまれに磁気の入ったままの本を、手に持ってまたは小脇に抱えて通ると反応しない場合もありうるわけだ。おそらく貸出手続きをしたものの、こちらの不手際で磁気を抜き忘れたままの本を利用者が見事にセンサーのエアポケットを通過していったのだろうとのことだ。ちなみに、磁気が復活することは無いとのこと。磁気テープに磁気を入れたり抜いたり出来るのは、このメーカーのシステム以外ではできないそうだ。

このエアポケット、知っていても反応しないように通すのは至難の業。ましてや、無断持ち出しする人はほぼ間違いなく隠して持ち出すので、磁気テープを斜めにしてセンサーを通過するから、センサーを潜り抜けることはまず無いだろうという。むしろ、ベルトのバックルに反応して、利用者が言われもない疑いをかけられることがあるくらいだそうだ。

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