2004年12月05日

図書館6題

県立図書館が司書採用へ 高度なニーズに対応
20数年にもわたって司書をしての募集をしてこなかったのか。確かに、自治体で司書として募集しているところが少ないのは事実。職員を1つの部署にずっと置いておくことといいうのは、自治体にかぎらず難しいことで、専門職としての採用はできるだけ避けて、総合職として採用し幅広く配置していくのが実状なのだろう。職場の活性化を考えると、職員の固定はあまり望ましいことではなく、適度な人材の入れ替えがあってしかるべきという面もあるから、その面との折り合いをどうつけるか。

浦和駅東口再開発ビル・パルコ案で決着
駅前に図書館があるのはやはり便利。浦和駅は県立図書館があるけど駅から結構離れているし、最近は県立3館で分担収集しているから、欲しい分野の本があるかどうか分からないので、気軽に寄って使える図書館としてニーズは高いだろう。ただ、大事なのは開館時間。古い言い方だけど、「埼玉都民」が多いわけで、通勤の帰りに浦和駅で降りて利用できる時間をぜひ考慮して欲しい。

西武跡地に県立図書館を 「考える会」提言
図書館建設の動きがずいぶんとあるようだけど、こういう民間中心の「進化型図書館を考える会」という団体が積極的に提言できる環境があるのはいいこと。あとは、5選された橋本知事がどう判断を下すか。ただ、会の名称にある進化型図書館ってなんだろう?

ということで、

商品開発、起業支援 県立図書館
鳥取県でのビジネス支援図書館プロジェクトだが、商工団体や試験研究機関と協力ということで、いままでのビジネス支援図書館プロジェクトに比べれば、実効性は高くなるだろう。鳥取県知事は、県立図書館改革に熱心だったし、目の付け所はさすがというところ。ビジネス支援という最近流行の言葉に踊らされての発想でないことを期待したい。

タイに待望の図書館完成 四日市の加藤さん夫妻、長男の遺志継ぎ
月並みだけどいい話だ。日本が求められている国際貢献って、こういうのだと思うんだけどねえ。あとは選挙支援とか。アメリカですら、満足に開票作業ができないくらいだから。

図書館で美術全集盗難?総重量300キロ
それぞれ29巻と47巻ですか、派手に盗まれたな。地震がらみでの被害かと思いきや、別に違うようだ。確かに利用頻度の少ない図書だろうけど、返本作業するなかで、ごっそりと抜けている書架があれば、気にならないのだろうか。人の振り見てわが振り直せで、ウチの職場も気をつけよう。今年2月の蔵書点検では欠本1冊という奇跡的結果だったから、今年は0冊を目指して。

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